概観
- 繊細で感性豊かで独特の美意識を持ち、創造性と感動を大切にする。
- 平凡さを嫌ってユニークで特別な存在でありたい、本物でありたいと願う。
- 物事の否定的な側面に目が行きがちで悲観的になることが多いが、他者との共感能力が高い。
- 感情に浸りすぎて、自分だけの非現実的な世界に入り込み空想することが多い
- 自分の欠点に目が行きがちで、他の人を羨んだり嫉妬の気持ちがよくわく
状態による違い
健全な状態 | 感受性豊かで、自分の感情をありのままに見せる。情緒的な強さと繊細さを併せ持ち極めて創造的。 |
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通常の状態 | さらに感情に触れようとして、自己感覚が強まるあまり、社会から引いて自己に没頭する。 |
不健全な状態 | 自分の夢や期待が叶わないと、恥ずかしさから自分に腹を立て、憂鬱になり、感情的に麻痺状態になる。 |
成長のポイント
- 人や物事の欠点や足りないものに目を向けるのではなく、自分が既に持っているもの(周囲の人、関係性)に意識を向ける。
- 自分の想像の世界に意識を向けがちなので、他者や他者の関心事に意識を向けることで健全なタイプ1のように社会と積極的に関われる。
- 自分に意識を向ける時には、自分の長所や自分が行ったことに対する肯定的側面を見るようにする。そうすることで自信がわいてくる。
- 相手が必ずしも自分を理解してくれる訳ではないということを自覚して、感情的にならずに率直なコミュニケーションを心がける、
タイプ4とのコミュニケーションポイント
- 空想の世界に入りやすい面があるので、現実世界との積極的な関わりをサポートすることで、タイプ4の真に創造的な面が表出してくる。
- 何かを指摘する時には、率直過ぎる言い方は(自尊心の低さから)タイプ4を傷つけるので、お互いの理解を深めるというスタンスをしっかり共有する。
- 時に感情表現が大げさに出る場合があるが、ありのままを受け入れること。どんな時にも支えて、「あなたを理解したい」という意思を示す。
- 他者との比較による相対感で見るのではなく、「あなただから」という絶対感で接する(特別視)。