概観
- 他者と協力して実際的な課題に取組み、事前に様々なリスクを予見することができる。
- 周囲への気遣いをして、誠意を持って自分に与えられた責任をしっかり果たそうとする。
- 所属する集団やその考え、仲間を大切にして、安心で安全な状態を作り出そうとする。
- 周囲を入念に観察して他人の意図を敏感に感じ取り、安全を確保するために防衛的、依存的になりがち。
- 用心深く心配症で、他人が信頼に値するかを確かめるために時に攻撃をして人を試す。
状態による違い
健全な状態 | 自他を信頼して、責任感があり家族や友人、所属する組織を大切にする誠実な人。 |
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通常の状態 | 安全を感じるために規則に則った行動を好む。根底にある不安感のために自らの決定を恐れて、優柔不断になる。 |
不健全な状態 | 不安に駆られて自己を軽んじ、他者や代替物への依存を究極まで強めていく。 |
成長のポイント
- 気になることがあれば考え過ぎずに信頼できる人に率直に話をして、アドバイスをもらう。
- モヤモヤとした悩みがある時は、事実と解釈(想像)を分けて判断する。往々にして事実ではないことで思い煩っていることが多い。
- 遊んで心から楽しんだり、瞑想でリラックスするなどポジティブな時間を積極的に増やすことで、他者を支える強い力が養われる。
- 自分の考えや内面にあることを信じて物事を判断すると、健全なタイプ9のように周囲に落ち着きや癒しをもたらすことができる。
タイプ6とのコミュニケーションポイント
- タイプ6の人は常に観察していて、人の真意を鋭く見抜くので率直に話をすること。思ってもない褒め言葉は逆に相手を懐疑的にさせる。
- タイプ6の人は、目上の人やリーダー的立場の人を尊敬すると同時に、過度に大きな存在と見なすので、叱る場合などは気遣いが必要。
- 不安を抱えて前に進めないことがあるので、事実と解釈(想像)を分ける手伝いをしたり、行うことについて応援や承認をして勇気づける。
- 何かを行う際、行き当たりばったりではなく、全体の枠組みや行うことの順番などを明確にしておくと安心して事に当たれる。